色色暦

日常のことを徒然と

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煩わしき・・・。

今日は月曜日、仕事はしていなくとも楽しかった日曜日が終わると週初めはしんどく感じてしまうものです。

朝、ハローワークに行ってきました。

職業訓練給付金の申請のためです。

揃えないといけない書類はたくさんあり、結構煩わしかったです。

現在の資産状況も把握されるので預金通帳はもちろん、財布の所持金まで確認されました(苦笑

いやぁ国のやることは厳しい。コロナ禍の持続型給付金に対しては不正があれよあれよなのに、こっちは貯金通帳、財布の中身、全部洗いざらい申告ですからね。(皮肉)

 

読書は変わらず毎日続けています。

家で読書するより、バスや地下鉄に乗ってる時のほうが読書に集中できる不思議(笑)

今日は原田マハさんの短編集「さいはての彼女」を読んでいました。

表題作「さいはての彼女」を読了した感想を少し・・・。

 

キャリアウーマンの主人公が休暇の旅に出たときにあるバイク乗りの女の子と出会います。

その女の子は実は聴覚障害がありコミュニケーション方法は読唇術

ネタバレせず紹介すると高飛車な主人公は彼女との出会いを通じてすこしずつ心の変化が表れてゆく・・・という物語の流れです。

 

その中で一番印象に残ったのが、聴覚障害のある彼女の父親は手話がコミュニケーション方法だった彼女に手話でこう言います。

読唇術は出来たほうがいい、そのほうが世界が広がる。」と

聴覚障害者の内情を知る者としてはすごく批判を受けそうな一文ですが、私はあえてこう表現したことは素晴らしいと思います。

私は口話教育で育ち、大人になってから手話を覚えました。

中には口話教育を憎む方もいます。聴覚活用は無駄だ聞こえない子供は手話を第一言語にすべきと言い張る人もいます。

だけど、それは口話教育で育った私のアイデンティティを知らず、知らず傷つけることになっています。あえてはっきり言ってしまいますが口話教育のおかげで私はいろんな人と出会うことも出来ています。手話のみのコミュニケーション方法だったら旦那と結婚していません。

お互いもっと歩み寄れないのか?というのが私の本音です。

なので、この物語を書いた原田マハさんには拍手を送りたいと思います。